「○○経済圏」という言葉をご存じでしょうか?
スマホや電力、証券会社などのサービスや支払方法を1つに集中させて生活することを表現します。
楽天経済圏が有名ですが、他にVポイント経済圏、ドコモ経済圏、au経済圏、paypay経済圏などがあるらしいです。ただ、基本的にはある程度集中させつつ、他もうまく組み合わせることを基本的にはお勧めします。
ポイントが有利だからと、どこかの「経済圏」に集中し過ぎると、
・ポイントは有利でもそれ以上に基本の料金が割高
・ポイント制度が改悪されてしまい、そのたびに変更する必要が生じる
などの弊害が起こります。
ちなみにスマホの料金プランも同じような囲い込みが行われていますね。
家族3人以上で契約すると割引という制度や、自宅の光回線や電気料金とセットで契約すると割引という制度があります。
しかし、その会社のサブブランド※1やオンライン専用プラン※2や、格安スマホを家族それぞれの使い方に合わせて活用したほうが有利なこともしばしばです。
固定費の削減のためには面倒がらずに、1年に1度は最適な組み合わせを検討されることをお勧めします。
※1 サブブランド
SoftbankにおけるY!mobileや、auにおけるUQ mobileのこと
※2 大手通信会社のオンライン専用プラン
SoftbankにおけるLINEEMOや、auにおけるpovo、DoCoMoにおけるahamoのこと
月間20GBや30GBを超えるデータ通信をする場合は、以前は大手通信会社の無制限プランで対応させる必要がありましたが、最近はサブブランドやオンライン専用プラン、格安スマホもそのあたりの通信料に対応してきています。
ポイントの有効活用のためにはある程度集中させる必要もありますが、結局のところ、「○○経済圏」というのは、
いかにユーザーを囲い込むか、
また、囲い込んだ中でいかにお金を使わせるか、
という企業の戦略です。
お得だからと言って、企業の戦略に乗っかってしまうと、いつの間にか無駄な出費が発生しかねません。
(企業はそれを狙っているわけですから)
なお、私の場合は、基本的にはVポイントを貯めています。
三井住友プラチナプリファード、年会費33,000円を使用しています。
年会費は高いけれどポイント還元に特化したカードです。
以前よりもお得度は下がってしまったのですが、昨年、本年はクレジットカードで支払うものが多くあったため、年会費がかかっても元が取れる計算でいます。
(来年以降は元が取れるほどカードを使わないかもしれないので、ノーマルの三井住友カードにするか、楽天カードに戻るか、するかもしれません)
他に支払方法としては楽天カードとpaypayを使用しています。
楽天で買い物をする際は楽天カードを、他に決済手段がない店舗ではpaypayを使う形です。
スマホや光回線は経済圏は意識せずに最も割安なものを選んでいます。
電気はエネルギー価格の高騰に振り回されたくないので地元の大手電力会社のままにしています。
割安さをもっと追求しようとするなら改善点もまだあるのですが、追求しすぎると手間も増えてストレスになりますし、ちょうどよいところで留めています。
人によって「ちょうどよい」は異なると思いますが、何もしないまま、企業戦略に振り回されたままはもったいないように思います。
1年に1度は点検していただけたら幸いです。